エストニア国立歌劇場少年合唱団およびユース男声合唱団(Estonian National Opera Boys' Choir & Youth Men's Choir)が、ニューヨークでの公演を予定しています。バルト三国の一角を占めるエストニアは、国民の約3割が合唱活動に参加するとされる「歌う国」として独自の音楽文化を育んできました。同国の首都タリンを拠点とするこの合唱団が、アメリカの音楽シーンにその響きを届けます。
エストニア国立歌劇場少年合唱団は、オペラハウスの舞台で研鑽を積んだ少年たちによって構成されています。ユース男声合唱団は、変声期を経た若い歌い手たちが中心となり、両団体は緊密な連携のもとで活動を続けてきました。エストニアの合唱伝統は19世紀後半の「歌の祭典」に端を発し、ソ連占領下でも民族のアイデンティティを守る精神的支柱となってきた歴史を持ちます。現在もユネスコ無形文化遺産に登録されているこの祭典は、5年ごとに数万人の歌い手が集う壮大な催しとして継承されています。
ニューヨーク公演では、エストニアの作曲家による合唱作品を中心としたプログラムが予想されます。アルヴォ・ペルト(Arvo Pärt)やヴェリヨ・トルミス(Veljo Tormis)といった現代エストニアを代表する作曲家たちの楽曲は、北欧の自然や古代ルーン歌謡の響きを取り入れた独特の音世界で国際的な評価を得ています。少年たちの澄んだ声と若い男声の深みが織りなすハーモニーは、エストニア合唱芸術の真髄を伝えるものとなるでしょう。
公演の詳細な日程や会場については、エストニア国立歌劇場の公式サイトで順次発表される見込みです。
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出典:海外主要メディアを参照し編集部にて再構成





