ファビオ・ルイージ(Fabio Luisi)が、45年間にわたり関わってきた音楽祭からの退任を発表しました。長きにわたりこの音楽祭の芸術的発展に貢献してきた巨匠の決断は、クラシック音楽界に大きな波紋を広げています。
ルイージは1955年イタリア・ジェノヴァ生まれの指揮者で、ウィーン交響楽団、メトロポリタン歌劇場、チューリッヒ歌劇場など世界の主要オーケストラや歌劇場で音楽監督を歴任してきました。特にリヒャルト・シュトラウスやヴェルディの解釈で高い評価を受け、ドイツ・オーストリア系のレパートリーとイタリア・オペラの両方に精通した稀有な存在です。現在はNHK交響楽団の首席指揮者、デンマーク国立交響楽団の首席指揮者を務めており、日本の聴衆にとっても馴染み深い指揮者となっています。
45年という歳月は、一人の音楽家が一つの音楽祭に関わる期間としては異例の長さです。若手指揮者として参加した当初から、やがて音楽祭の顔として中心的な役割を担うようになるまで、ルイージはその芸術的ビジョンを音楽祭に刻み続けてきました。彼の退任により、音楽祭は新たな指導者のもとで次の時代を模索することになります。
ルイージ自身は今後も各地での指揮活動を継続する意向を示しています。N響との共演を通じて日本での活動も活発に行っており、来シーズン以降の公演スケジュールにも引き続き注目したいところです。
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出典:海外主要メディアを参照し編集部にて再構成





