フィラデルフィア管弦楽団(Philadelphia Orchestra)が、コントラバス奏者のナサニエル・ウェスト(Nathaniel West)に対し、C・ハートマン・クーン賞(C. Hartman Kuhn Award)を授与しました。この賞は同楽団において最も権威ある団内表彰であり、音楽的卓越性と楽団への貢献を示した団員に贈られるものです。
ウェストは2018年にフィラデルフィア管弦楽団に入団し、現在はコントラバスセクションの副首席奏者を務めています。入団以前はニューワールド交響楽団(New World Symphony)で研鑽を積み、カーティス音楽院(Curtis Institute of Music)で学びました。オーケストラでの演奏活動に加え、室内楽にも積極的に取り組んでおり、楽団が主催する教育プログラムや地域へのアウトリーチ活動にも深く関わっています。
C・ハートマン・クーン賞は1942年に創設され、80年以上の歴史を持つ伝統ある賞です。過去の受賞者にはコンサートマスターや首席奏者など、楽団を代表する名手たちが名を連ねています。コントラバス奏者がこの賞を受賞することは珍しく、ウェストの受賞は低音セクションの重要性と彼個人の貢献が高く評価された証といえます。オーケストラにおいてコントラバスは和声の土台を支え、音楽全体の響きを左右する要となるパートです。
フィラデルフィア管弦楽団は「フィラデルフィア・サウンド」と称される豊麗な響きで知られ、その伝統を支える団員一人ひとりの力量が今回の授賞で改めて示されました。ウェストの今後の演奏に耳を傾ける機会が待たれます。
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出典:海外主要メディアを参照し編集部にて再構成





