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ヘンデル生誕340年を迎える2025年、世界各地でこのバロックの巨匠を祝う企画が相次いでいます。ロンドンでは王立音楽院が記念コンサートシリーズを開催し、ドイツのハレでは毎年恒例のヘンデル音楽祭が例年以上の規模で準備を進めています。日本国内でも複数のバロック・アンサンブルがヘンデル作品を中心としたプログラムを組み、記念年にふさわしい演奏会が予定されています。
ゲオルク・フリードリヒ・ヘンデル(Georg Friedrich Händel)は1685年にドイツのハレで生まれ、イタリアで研鑽を積んだのち、イギリスに渡って帰化しました。オペラ、オラトリオ、器楽曲と幅広いジャンルで傑作を残し、特に「メサイア」や「水上の音楽」「王宮の花火の音楽」は今日でも世界中で演奏され続けています。バッハと同年生まれでありながら、国際的なキャリアを築き、劇場音楽で成功を収めた点で対照的な歩みをたどりました。
記念年の演奏会では、有名作品だけでなく、上演機会の少ないオペラや室内楽にも光が当たっています。近年のバロック演奏はピリオド楽器による歴史的奏法の研究が進み、ヘンデル時代の響きを追求する団体が増えました。装飾音の即興的な扱いや通奏低音の多彩な音色など、現代のオーケストラとは異なるアプローチで作品の魅力を引き出す試みが続いています。
ヘンデルの音楽は華やかな旋律と劇的な展開で聴衆を魅了し、340年を経た今もその生命力は衰えていません。記念年の各公演は、この作曲家の多面的な魅力を再発見する絶好の機会となるでしょう。
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出典:Slipped Disc / The Violin Channel / OperaWire / WQXR などの海外主要メディア