ライプツィヒ市が授与する国際メンデルスゾーン賞の2025年受賞者が発表され、クラリネット奏者・作曲家のイェルク・ヴィトマン(Jörg Widmann)と前ドイツ首相アンゲラ・メルケル(Angela Merkel)の2名が選ばれました。授賞式は11月に同市で行われる予定です。
国際メンデルスゾーン賞は、19世紀にライプツィヒで活躍した作曲家フェリックス・メンデルスゾーン(Felix Mendelssohn)の功績を記念して設立されました。メンデルスゾーンはライプツィヒ・ゲヴァントハウス管弦楽団の楽長を務め、同地に音楽院を創設するなど、ドイツ音楽界の発展に大きく貢献した人物です。この賞は音楽部門と社会貢献部門の2つのカテゴリーで構成され、芸術と社会の両面からメンデルスゾーンの精神を継承する人物に贈られます。
音楽部門で受賞するヴィトマンは1973年ミュンヘン生まれで、クラリネットの名手としてソロ活動を行うかたわら、作曲家としても高い評価を得ています。クラリネット協奏曲やオペラ「バビロン」などの作品は世界各地で演奏されており、ベルリン・フィルハーモニー管弦楽団やウィーン・フィルハーモニー管弦楽団といった一流オーケストラからも委嘱を受けてきました。現代音楽と古典的な美学を融合させる独自の作風が特徴です。社会貢献部門のメルケルは、16年にわたりドイツ首相を務め、在任中は文化政策の支援や芸術家との交流にも積極的に取り組みました。
過去の音楽部門受賞者にはダニエル・バレンボイム、クルト・マズア、アンネ=ゾフィー・ムターらが名を連ねています。ヴィトマンの受賞は、演奏と創作の両面で現代音楽シーンを牽引してきた実績が認められた結果といえます。
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出典:海外主要メディアを参照し編集部にて再構成





